2011年10月アーカイブ

金属板

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日本の名だたる自転車関連メーカーの中でもトップクラスの知名度を誇る、シマノというパーツメーカーがある。
海外のプロサイクリングチームのスポンサーもしているし、ロード、MTB問わず、世界中で利用されている自転車コンポーネントメーカーの雄である。
ママチャリのパーツだって作っているのである。職人の町、堺を代表するメーカーの一つでもあろう。


さて、こないだ、ちょっとしたクラッシュがあった。
路面に落ちてしまった金属板を、なにを勘違いしたか自分の自転車の部品ではないと判断した愚かな男が、「あらら、誰かパーツ落としてるわ。道路脇によけといてあげよう」と、道路脇のブロック上に置いた。

翌日、自分の自転車の変速レバー(俗にSTIレバーと呼ばれる)から、パーツが脱落しているのに気づいたのもその男であった。
「なんたること!」
男は吠えた。

そして二週間が経ち、自転車屋さんにパーツが取り寄せられるか確認している男の姿があった。
『税抜きで¥2,600ぐらいですね-』
マサオカさんによく似たその店員さんは、ちょっと申し訳なさそうに言った。

「・・・じゃ、ちょっと捜してきまーす!」
男は2cm四方の金属板を捜す旅に出た。

で、あったんです。良かった-!




シマノの話はどこ行ったのかって?
その金属板がシマノ製なのであった。さすが高級グレードのパーツは金属板も高いわ!とか、ちょっとイヤミの一つも言ってみた男は、パーツが見つかったとたん、『シマノ万歳!』と叫んだとか叫ばなかったとか。

インタビュー

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T氏にビワイチの様子を伺った。

「えぇ、ほんの出来心だったんです。脚は踏み込むと痛かったんですが、平地ばかりだし全く問題ないと高をくくっていたんですよね。だから最初、飛ばしたんです。」
「結構なペースまで上げて走っていると、昨年のチャンプが集団に見あたらなかったので、これはチャンス、と頑張っちゃいました。」
「マキノでちぎれてからは『俺のバカ-』と思いながら走ってましたね。なおっつさん、ヨッキーさんにも軽くちぎられるし、打撲部分をかばったせいで、ほぼ常に脚が攣っているし、どうしようかと思っていたんです。」
「第2チェックポイントからは、トライアスリートの方、フラットバーの方、ヨッキーさんに牽いてもらわなかったら終わってました。」

走れないのを痛いふりしてごまかしていただけなんじゃ?

「ドキッ・・ そ、そんなことは・・・ だって、本気で漕いでも25km/hぐらいしか出なかったんですよ。」
「でも、近江大橋を超える前あたりから、嘘みたいに楽になってきたんですよね。」

で、今度は打ってかわってハイペースで引っ張ったと。さっき牽いてくれてた3人が、結構キツかったとおっしゃってたよ。

「でも、でも、脚の攣りに慣れて麻痺してきたんだもん!」
「最後はトモノリ君とガッツリ交代で牽いたからいいじゃない!」

おや、逆ギレですか。ま、よく頑張ったよね。おつかれおつかれ。

「うわーん!来年は見てろ!おととい来やがれ!」

それはオマエだ!>Tケール

靴下の行方

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皆さんは、洗濯後、なぜか靴下が片方見あたらないという怪現象に遭遇したことはないだろうか?


私はかつて、この何とも恐ろしい現象に3回連続で遭遇したことがあり、それ以来その原因を考え続けてきた。
出した仮説は単純明快。

『靴下の片方が洗濯機の中で溶けてなくなっている』

・・・鼻で笑う声が聞こえてくるようだ。
だが、バカにすることなかれ。本当に洗濯前には洗濯槽に確実にペアで入れた靴下が、干すときには片方なくなっているのだから、ブラックボックスであるところの洗濯槽内でどうにかなると考えるのが自然だろう。
誰かが進入して洗濯槽から片方の靴下だけを盗むという行為が行われている、などと考えるよりはよほど現実的だ。


検証もしてみた。
靴下ワンペアのみを洗濯→なくならない
別の靴下とツーペアで洗濯→なくならない
・・・おかしい。

いや待て、溶解する頻度は元々低いのだから、3ペア分ごときの検証で再現するのなら、私は靴下を週に2足は買わねばならなくなる。

靴下屋と洗剤屋の陰謀だろうか?
特殊な成分と洗剤が反応したときに溶融するような素材が靴下の一部に織り込まれているとか。
いやいや、そんな素材をロットの一部に混ぜて購入を促すようなマーケティングをして、果たして売り上げアップにつながるのか?

あるいは、気づいていないだけで、ハンカチやTシャツも溶けているが、靴下のようにペアになっていないので気づいていないだけ。素材に関係なく、微生物か何かの働きで、それが付着した生地のみが溶けてしまう? いや、洗濯物同士が密着状態になる中で、一つだけが消えてなくなる説明が付かない。


洗濯物が溶けてなくなるという事実のみがそこにあるのに、原因にたどり着けないもどかしさよ。

いつの日かこの謎を解明してやると、心に誓う私だった。


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そしてやってきた今日。

ついに片方紛失現象が発生した!

熱くなる心を落ち着かせるように、シャツを裏返しにして紛れ込んでいないか確認する。 ・・・ない。
もちろん洗濯物のバスケットも確認する。 ・・・ない。
脱水の際に飛び出して天井に貼り付いていないか。 ・・・そんなわけは、もちろんない。

油断していた。いつ起きるかわからないので、洗濯・すすぎ・脱水のどこで溶けているか、確認を怠った私のミスであった。
もはや、いち靴下の話ではない。
この謎を解明するまで、断固戦うと固く心に誓う。これぞ男の浪漫。
雨の残る空を恨めしそうに見上げながら、私は黙々と部屋干しをしたのであった。



しばらく後。
なくなった靴下が、なぜか洗濯槽に残っていた。

な、なんと・・・
ワープまで身につけたか靴下!

(心の声)「とりわすれただけやん。」

お、男の浪漫は・・・

(心の声)「ふん」(鼻で笑う音)

肩が地面につくほど落ち込んだ私のこの情熱はいったいどこへ持っていけばいいと言うのか。
ビワイチか。
今回、花吉野クリテのことを書くには、まずは前日から始めねばなるまい。

前日は夕闇のなか夢洲で軽く調整、の予定だった。
なおっつさんの車でカンザキから夢洲へ。Kuroakiさん、どんべさんと合流。
流し始めるが、あれ?あれれ?ペースが上がる上がる。3週間以上乗っていないと言いながら、なおっつさんにピッタリとマークされたため、ついついペースが速くなってしまったのであった。
で、4周目にさしかかったあたりでパンク。ガラス片がタイヤに刺さっていた。こんなまともなパンクは長らくしていないぞ。と思いながらチューブ交換。
後になれば『ココが引き時』だったんだろうなというタイミングがこのパンクだった。
その後、練習再開。回転練習として130rpm以上で回す。ココでなおっつさん、Kuroakiさんからちぎれた。そのまま2周ほど回ると二人の背中が見えてきたのである。前が迫ってくるとがんばるのが自転車乗り。一気に追いつき、そのままバックストレートで抜いた。

と思ったら、なにやらフロントが流れたようになってしまい、左側の金網に突っ込みそうになってしまったため、金網に手をかけてつかんだ! ・・・気になったが上手くつかめるはずもなく、姿勢を立て直せないまま、フェンスに斜めに突っ込む感じで前転しながら落車。
幸い頭は打たなかったので、今以上にアホにならずにすんだが、各所の打撲と擦過傷、ショックで心拍も上がってしまい、立ち上がれない。明日レースにもかかわらず、何をやっているんだと、自分のバカさ加減にガックリ。

自転車はホイールにフレが出ていたし、ハンドルも歪んでいた。フレームに深刻なダメージなさそうなことだけ確認し、病院、ではなく晩ご飯へ。がっつり食べたw

同行のみなさん、心配させてしまうだけでなく、練習に水を差してしまって本当にごめんなさい!
どんべさん、テーピングありがとうございました。役立ちました!


で、夜はなおっつさん邸で、フレ取りした後、仲良く消毒タイム。
左肩と左太ももが生肉状態。さらに両肩の打撲がひどく、肩が90度以上上がらない。。。
肩のアイシングをしながら就寝。
意外に寝られるもんだね。



さて。ところ変わって翌朝、花吉野。
試走してみて出走するか考えますわ。といいながら、走り出したらダンシングが無理なぐらいで、普通に行けそう。(でも腿は力を入れると打撲したところが痛い)
てなわけで、C2はそのまま出走決定、チームTTまでエントリー完了。(私、痛みに鈍いのだろうか。。)

鈴鹿からこっち、インターバル系のトレーニングはほとんどできておらず、しかも仕事が忙しいのを言い訳にして朝のローラー練ぐらいしかできていない。当然、苦しいレースになるのは間違いない。

スタートから二周程度はそこまでペースが上がらなかったため、集団後方でザッキーを斜め前に見ながらゆっくり展開。三周目あたりでペースが上がり始め、『インターバル練できてないっちゅうねん!』と心の中で毒づきながら集団の最後尾でちぎれたりくっついたりしながら何とか頑張る。やばい。5月の二の舞だ。
と思うまもなく7周目、前の人がヘアピン後の少し急になるところで突然バランスを崩し転倒。昨日の自分のようだ、と思うまもなく、一気に集団において行かれ、復帰はほぼ絶望的に。ただ、ここで終わりたくはなかったので、踏み続ける。
ちょうど集団が見えなくなったあたりで最終周回に突入。すると、ザッキーが見えるではないか。ザッキーの後輩たちが、追いつけます!と叫んでくれた。よっしゃー。

残りの力を振り絞って追いつき、「ザッキー、前追うぞ!」と声をかけたら、なにを聞き間違えたのか、すごい勢いで復活して、一気に置いて行かれた。なんやねんw (後で聞くと、回収バイクが迫っている警告だと思ったらしい)
下りで再び追いついたが、今日の自分はスプリントのできない身体。エンドが曲がったらしくトップに入らないギアにもどかしい思いでゴール。
うーん。完走はできたけど、5月と変わらんわい。

なお、マッキーさんがEUROWORKSのジャージで出場されていた。
きむけんさんはC3出場。集団の良い位置だったが、最後に失速し、集団落ちという結果に終わった。


まだまだ続きます。

有名人の功罪

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10/2はランス・アームストロングが癌と診断された日ということで、LIVESTRONG DAYとなっている。
大阪でのサイクリングイベントをカンザキが主催する、ということで参加してきた。
久々のまったりサイクリング。秋の爽やかな空の下、こういう時間を共有できてよかった。

さて。
今日走っていると、我々ロードバイクの集団を見て通りがかりの人が『チュートリアルの福田がどうのこうの』と話題にしているのが2回聞こえた。
一部でニュースになっていたのでご存じの方も多いと思う。要は、お笑いコンビのチュートリアル・福田氏が、ピストバイクのブレーキを取り外した状態で公道を走行し、検挙されたというものだ。
いわゆるロードバイクという自転車のギア構造はフリーであり、ママチャリなどと同じくペダルを止めても車輪は廻る。そして、急制動にも対応できるようにブレーキが付いている。ピストはそもそも、競技場内を走るために特化した自転車であり、ペダルに逆回転の力を加えて止まることになる。断じてブレーキを取り外して街乗り用に転用できるような自転車ではない。
そのあたりの事情は、自転車に詳しくない人には全くわかるまい。

ということで、冒頭の福田氏云々に戻る。
つまり一応の有名人であるところの福田さんにより、ロードバイクもクロスバイクも含めたスポーツバイク全体が危ない存在、と世間に認識されかねない状況を作ってしまったということ。
まわりくどいか。
つまり、福田さんのせいで、ロードも悪者にされるんちゃうの? という懸念を覚える出来事だったっちゅうこと。

もちろん、自転車ファンの裾野を広げることに多大なる貢献をしている有名人も数多い。
癌を克服しただけでなく、その後ツールドフランスなどの自転車ロードレースですばらしい成績を残したランスや、日本では、残念ながら亡くなってしまった忌野清志郎さん、最近では鶴見辰吾さんなど、時には広告塔となって自転車の楽しさ、すばらしさを伝えてきた人たちのおかげで、今のスポーツバイク人口の増加があるとも思う。

でも、右側通行の自転車、歩道爆走の自転車を見るにつけ、今回のような出来事を見るにつけ、思う。
自転車はもちろんファッションにもなりうると思うが、服と違って人を危険にさらすこともありうるのだよ!
ファッションだけで乗るのはむしろかっこ悪いことに気づいてほしい。

と、たまにはマジメなことも書くのである。

今シーズン、いろいろ仕事が忙しくなるときはあったが、今が一番忙しいかも知れない。

今週、自宅の平均滞在時間が7.5時間ぐらいだった。自分が選んだことなので文句を言う筋合いではないが、もうちょっと何とかならんのかと。。

とは言え、もっと忙しくても強い人はたくさんいるはず。筋トレとか、ローラーとか。『多忙な人のための練習』特集を雑誌でやってくれないかなぁ。

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